元々、道内外のホテルで、フランス料理のシェフとして、15年以上の修業を積んでいたある日、知人のご縁から、札幌市東区にある、“鉄東地区”と呼ばれる地域で、26年以上続く洋食店の経営を引き継いで欲しいとの依頼を受け、平成4年に開業する。長年修業してきたフランス料理の技術よりも、地域で愛され続けてきた伝統の味を受け継いだ料理を提供した。中でも、50年以上注ぎ足し続けてきた、くどくない、あっさり味のデミソースをたっぷりかけた“メンチカツ”は創業以来の人気メニューだそうで、2世代にわたるファンもいるそうだ。継続の秘訣は、お客様目線を大切にして、地域の変化し続受けるニーズに対応してきた結果との事で、経営面で大事にしているのは、備品経費も食材費として計上し、管理する事と、ロスを出さずに、食材を無駄なく使い切り、更に、付加価値を付ける創意工夫を続ける事だそうだ。今後は、伝統の味を多くの方に知ってもらう為に、プレミアムメンチカツの外販も予定しており、更に年輪を重ねていく。