元々、旭川の実家が、製麺工場を営んでおり、昔から“麺”が身近な存在だった。定年退職後、たまたま入ったお店で、手打ちうどんを食べて、あまりの不味さに驚き、自分で打ってみる事にチャレンジし、100人のモニターさんに、評価をしてもらったところ、多くの方に、美味しいとの評価を頂き、自信を持つ事が出来た。更に磨きをかけ、平成14年に、「うどん処 杉」をOPENした。当時北海道でうどんは、家庭料理の範囲内で、大手うどんチェーンもなく、専門店はほぼない状態で、草分け的存在だった。そこで、目指したのは、“家庭では絶対に出せない、食べられない手打ちうどん”として、製粉会社の協力のもと、厳選した「北海道産きたほなみ(中力粉)」を使用した。開業後数年は、辛抱を重ねたが、一度ご来店頂いたお客様をいかにしてリピーターになってもらえるか?魅力をいかに伝えられるか?を常に考え、ここでしか食べられない味を追求してきた結果、TV放送などがきっかけとなり、どんどん支持が広がっていった。今後は、新しいスタイルも模索しながら、続けられる限り店に立ち続ける。