お店のルーツとなる 「美深農苑」は55ヘクタールにも及ぶ。徹底した自然農法により収穫された様々な野菜の「加工」「販売」「サービス」の場として「いただき繕」は誕生した。「素朴かつ贅沢」をコンセプトに完全菜食の料理に加え、テイクアウトできる弁当を提供している。開業当初の苦労を尋ねると、扱う料理が「わかりやすいメニュー」とは違い「とっつきにくいメニュー」のため、定着するまで時間がかかったことだそうだ。また飲食経験がないことも苦労したというが、かえって先入観を持つ事なく「世界の文化の発信地」という志を貫き通すことができたという。農園での出会いから始まり、ロンドン、東京、富山、福井、オーバンと仲間達がお店を立ち上げ、取組みは日本を飛び越え世界での活動となる。提供している「良い食」で体調が改善した方も増え、まさに「世界の文化の発信地」となった今でも「もっとたくさんの人に届けたい」と春山氏は力強く語る。今後も自信をもって提供する「食」を中心に、食材のテーマに沿った店舗展開をしていく。