元々40歳までには起業したいと目標を立て、焼鳥業態で5年間修業した後、店長として3年程勤めた居酒屋店での独立開業を決意しオーナーに提案したところ快諾をいただき平成27年2月譲渡を受け、屋号を「山おやじ」に変更して船出した。開業当初で苦労したことは資金調達だったそうだ。右も左もわからない状態で、色々な方のアドバイスを受けながら融資獲得に成功。目指したのは大衆居酒屋だが、各漁港から直送される新鮮な海産品、特に牡蠣をメインに据えながら、創作性を高めたお店づくりだった。継続してこられた秘訣は“妥協しないこと”と語り、良いものはすぐに取り入れ、ダメなものは絶対に提供しないという“当たり前のこと”を徹底してきたことだそうだ。経営者として一番大事にしているのは、「自分が守る!」という強い意志を持つことで、その志をスタッフにDNAとして引き継いでもらいたいと努力を続けている。これから飲食店を始める方には「飲食店は場所選びが何より大事!」と立地選定の重要性をエールとして贈る。今後は、地元石狩に店舗展開することも視野に入れた取り組みを行う予定だ。