10年以上小売り業のサラリーマンとして、現場の立場も管理職の立場も経験し、現場と経営者のギャップに苦しんだ経験から、経営者がお客様と直接接してお客様目線を大切にできる飲食店をオープンさせた。
経験がなかった分、フラットに見ることができ、何色にも染まっていないからこそ固定概念がなく、オリジナリティーを出せたことがお店を続けてこられた秘訣でもあるが、同時に反省点として、経験がないのだから人に聞けることは聞いた方が良い、ということも学んだそうだ。
聞かなかったら自己満足で終わってしまうけれど、他の経営者の話を聞くことで選択肢が増えるので、色々な人の意見を聞いたうえで、自分で選択することが大切だと感じて、現在は経営に生かしている。
70年代のアメリカをイメージした店内は、音楽も雰囲気も食事も全てにこだわりがつまっている。バッファローウィングなども既製品は使わないオリジナルソースを配合するなど、自分で考えてここでしか食べられない料理や旭川にあまり無いものにこだわる。海外ビールも50~60種類あるため外国人客も増えてきているそうだ。
それでも原点としては、地域に根差してお客様が一人で来ても気軽に食事をしたり、お酒を飲みながら色々な話ができる長い付き合いができるような温かいお店にしたいと、初心を大切にしている。