高校生の時に飲食店でアルバイトを3年経験し調理学校に進み、8年間旭川のお寿司屋さんで修業を積んだ後、アメリカのお寿司屋さんで1年勤めた。アメリカでは、レストランビジネスマネジメントの勉強をしながらお寿司を握り、アメリカの経営者の考え方を近くで学ぶことができ、それが今に生きているそうだ。
帰国後はご自分のお店を開店し、開店したらお客様はくるものだと思っていたが、初めの半年間は苦労したそうだ。「それがあるから今がある。最初から腹積もりが違う。奥さんと2人で同じ志でお客様のためにできることは何でもがんばろうという気持ち。」と語る。一人一人お客様を大事にしていたら、また来てくれるという気持ちを持ち続けているそうだ。
経営者としては、アメリカで学んできた数字の管理力が大切だと感じている。売り上げと家賃や人件費などかかる経費とのバランスなど、数字を管理して、間違えないようにすることが大切だと語る。
安くすればお客さんが来るのではなく、飲食店は雰囲気や接客サービスが一番大事だと、真心を込めたサービスを重視。箸袋には奥様が折った折り鶴を飾り、おもてなしの心が伝わってくるお店になっている。
これから始める方には、家族を大事にできない人はお客様も大事にできないと思っているので、家族を幸せにすることを根本にがんばってほしいと、エールを贈る。