大手ファーストフード店のグランドオープンから11年勤め、飲食業に興味を持ったオーナーの梅野さん。東京にいた大学時代からずっと食べ歩きが好きで、様々な味を知る食通だったことも生かし、子どもから大人までみんなが好きで、ファーストフードのようにすぐに提供できるカレーのお店をやりたいと、有名カレー店で3年近く修業し、25年前にカレー店を開業。
開業前は自分のお店のオリジナルの味を作るために、スパイスの配合を変え、何カ月も試行錯誤をして作りあげることに苦労したが、その甲斐あってたくさんのお客様が固定客となり、長年通ってくださっているそうだ。
オープン時は改装して始めたお店は思った通りにはならなかった点もあり、道路から店内が見えない構造だったのが気になっていたが、10周年を前に、大きな窓を増やすことで明るくて店内の様子が外から見えて、入りやすい雰囲気のお店に建て直したそうだ。
元々飲食業が好きで興味があった奥様と2人で作り上げたお店は、自分一人では難しく、レストランをやりたかった奥さまの協力があったからできたと、感謝の気持ちを語る。また、いつも心に留めているのは「自営業は自衛業。いやになる事はあっても嫌いにならない。」ということ。
これから始められる方には、忙しい日と暇な日の差が大きく、はじめは焦ってしまうけれど、手を打ちながら平均をとっていくことが大切で、簡単に始められるからこそ、辛抱することも大切だとエールを贈る。