元々独立願望があったオーナーの鈴木さん。調理が好きだったことから有名店で心構えなどを修業した後、幅広い層の誰もが好きな「焼き鳥」をメインにしたお店を17年前にオープンさせた。当時は、郊外にはお店が少なく、お店をオープンさせることに慎重な大家さんが多かったこと、また、年齢も若かったこともあり、希望の物件を3,4店舗断られ、心が折れかけたそうだ。その後たまたま通りかかった居抜き物件を借りられることになり、無事にオープンしたものの、席数が少なくせっかく来店してくださったお客様が入れないことが多かったため7年で現在の広い店舗に移転。長く勤めてくれていたスタッフさんが、この味を広めたいと、のれんわけして2号店がオープンしたり、道の駅に3年間出店するなど市内での知名度もあがっていったそうだ。
ここまで17年続けられたのは、お客様が気持ち良く帰っていくことを最優先に考え、それをどう伝えていくかを常に考えながらやってきて、お客様に喜んでもらってこそ、お金は後からついてくると思ってやってきたことが大きかったと語る。スタッフさんは長く勤めてくれている人が多く、自分が態度で見せることで同じようにわかってくれているので、助かっている。またやらなければいけないことは手抜きせずにきっちりやる。ごまかさない。ということも大切にしているそうだ。
これから始められる方には、お店にもよるが夏と冬で売り上げが3割違うので、1年で考えてバランスを取っていくことが大切であることを頭に入れて、何よりも人が大切なのでお客様目線をどこまでつらぬけるかを大切にしてほしいとエールを贈る。