学習塾を経営しながら、以前からカフェを経営したいと夢を持っていたオーナーの八島さん。
周囲に夢を語っていたところ、ご主人の退職を前にタイミング良く居抜きの空き物件を紹介され、ご夫婦で開業することに。夫婦での経営であればカフェよりもレストランが良いと、物件のオーナーさんからもアドバイスをもらい、炭火焼レストランを開業したそうだ。そのオーナーさんのレストランで、夫婦で4か月修業し、オーナーさんが業者さんも紹介してくれたおかげで順調に準備も進められたが、苦労したのは人材だったと語る。ハローワークにも求人を出したがなかなか良い人がいなかったため、本当に困り果てていた時に、娘さんの紹介で人が見つかり、さらにはその人の紹介で人が見つかり、なんとか3人のアルバイトをシフトで回しているそうだ。それだけ苦労したからこそ、経営者としては、アルバイトの人にも気持ち良く楽しく働いてもらいたいという思いを大切にしている。ミスもとがめるのではなく諭す。注意するのではなく教えてあげる。大きなミスをした時に、「切り替えてがんばろう!」と声をかけたことで、時間的に辞めなければならない予定だったアルバイトの人が週一回でも来てくれることになるなど、今に繋がっているそうだ。
満席でお待たせする時にはドリンクをサービスしたり、人気メニューのハンバーグが売り切れてしまったため帰られるお客様には、次回使えるドリンクサービスをつけるなど、お客様にご迷惑をかけないよう細かい気配りを忘れない。それが伝わり、お客様からお礼のハガキをいただいたり、常連さんも多く、富良野という場所だけに観光客も多いが、「毎年くるので来年また来るね」と声をかけていただくなど、会計時のお客様との会話も楽しんでいるそうだ。これから始められる方には、考えるよりもやってみることが大切で、一人でうじうじ考えてもわからないものはわからないので、すぐに相談してやってみることが大切だとエールを贈る。