外食関連企業に勤めていた、会社の同僚が女性二人で立ち上げたお店です。会社員時代、仕事柄、様々なお店を飲み歩いていましたが、当時女性にぴったりなお店がなかなかないと感じ、二人とも飲食店経験はなかったのですが、会社を早期退職して、お店を始めました。
野菜中心の創作メニューを豊富に用意し、女性が飲める店、楽しめる店を作ったつもりです。しかし、いざオープンしてみると、9割近くが男性客。その後、試行錯誤しながら軌道修正を重ねていきました。まず手ごたえを感じたのは、男女問わず、多くのお客様が料理を必ず気に入ってくださったこと。これが自信になりました。『来ていただければ必ず満足していただける!』それからは、女性客が好む媒体や、受ける見せ方を工夫して、積極的に広告を出しました。女性といっても全員ではなく、30代40代の飲むことが好きな働く大人の女性がターゲット。10年たってやっと望むお店になってきました。今では約半数が女性。気付けばお客様が全員女性という日もあります。
お店を10年以上続けてこられた秘訣は、常連さんの存在が第一。お客様がじわじわ増えて、売り上げの波が小さくなってきました。また、できることできないことを明確にして無理をしなくなった事もよかったと思います。今後は、任せられる人を育て、外の情報をもっと収集したいと思います。
これから始められる方は、物件探しを慎重に!時間をかけてください。親身になって相談できる専門家を見つけることも大事です。