もともとは実業団のバドミントンチームに選手として所属していたという黒川氏。まだ実業団チームに所属し北海道に住んでいた頃スープカレーにはまり、約80店舗ほどのスープカレー店を食べ歩いていたという。開業のきっかけはバドミントン選手を引退した後、自分の好きな事を自分で目標を立ててやりたいと思った事が始まりだったという。飲食店でアルバイトしながらスープカレーを学び、2012年「Spice&Smile」 を開業した。
「開業時は資金的な限りもあり、一人でも営業可能な小規模店を探し、今の店舗を居抜きで見つけました。開業当初は厳しい時期もありました、限定メニューを増やしたり、スープも開業後も改良を繰り返し徐々に常連のお客様もついてくれるようになりました。」そう黒川氏は振り返る。
スパイス&スマイルのスープカレーは、鶏ガラ・豚ガラ・国産野菜でとった脂っぽくなく飽きのこないスープをベースに、辛さやトッピングを選べ自分好みの味を作る事が出来る。
野菜は一つ一つ大き目にカットされ、小麦粉などは使わず胃にもたれない。「自家製のアボカドコロッケ」などトッピング食材も、手作りで工夫をしている。「約10種類のスパイスを独自配合し、限定メニューはスパイスを変え違いを出しています。」スープやスパイスの配合など限定メニューを入れ替えながら、より美味しい味を追求し改良を重ねてきているという。
「スパイス&スマイルと店名にした通り、やはりお客様にスープカレーを食べて頂き、「美味しかったよ!」といってくれたり笑顔になって頂ける事が一番の励みになります。」「毎日来て頂いているお客様を大切に思いながら、店では息抜きして頂いて午後も頑張って欲しいそんな想いで毎日準備しています。」そう黒川氏は語る。
実業団の選手時代と店の経営者と共通する点は、毎日の地道な積み重ねの部分だという。「店の営業中はバトミントンでいえば試合のような感じです。力を発揮する為(お客様に満足して頂くため)に毎日の積み重ね(仕込みや準備)を大切にしています。」今後もお客様の笑顔のために店に立ち続けて行きたいとのことだ。